2日目(8/3):リアス式海岸

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 まず、国道107号から小友峠越えのショートダートを経て遠野へと向かう。このダートは、超フラットな楽勝林道。まぁ、旅の最初の足馴らしとしてはちょうどいいかも。

小友峠越えの林道

小友峠越えの林道(遠野側)

 遠野では、まず千葉家曲り家へと向かう。しかし、まだ時間が早く、見学時間になってなかったので、遠野駅前を経てさすらい地蔵へ。座敷童に会いたかったなぁ。さすらい地蔵の名に惹かれたのは、この当時、「さすらい」というバイクのクラブに所属していたので、それにちなんでっていうか、さすらい地蔵っていう名が、なんかこういう旅をしている人間の守り神的な意味合いがありそうで、是非、拝んでおきたいという思いがあったからである。
 さすらい地蔵を拝んだ後、伝承園の前からビールの原料のホップ畑の前を通り、カッパ淵へと向かう。カッパ淵は、行くまでは、淵っていうくらいやから、そこだけ急に深くなって底も見えないような場所なのかなぁっていうイメージを持っていたけど、実際にいってみると、結構浅く水も澄んでいるので底まで見えるような所だった。こんなところに、カッパがいるなんて思えるのかなぁ。それとも昔はもっと深い淵やったんかなぁ。

ホップ畑

遠野 ホップ畑

 遠野からは、琴畑−長井林道へと進む。地図によると、この林道は、峠までは走りやすいとのこと。分岐点で、左ルートの轍の方がはっきり見えたのでこっちがメインルートと判断し北側の道を走る。途中の林業の作業場までは、フラットで走りやすい道だったが、そこを過ぎてすぐに両側の木が道へと張り出してきだし、路面が陥没しているような場所が現れだし、廃道のような様相を示し出す。しばらくそのような道をゆっくりと藪こきしながら走っているとふっと視界が広がり、南側の樺坂峠から来るルートと合流する。どうやら、南ルートがメインルートのようだ。下の写真は、北ルートから南ルートに合流したところ。

琴畑−長井林道

琴畑−長井林道

 この林道を抜けて、小槌川沿いに大槌町へ。ここからは、三陸海岸沿いに国道45号を北上する。林道を抜けたあとの幹線道路なので、気持ちよく走っていると、いつの間にか宮古に着いてしまっていた。本当は、本州最東端のトドヶ崎(トドの漢字は、魚片に毛なんですけどでないみたい)に寄るつもりやったけど、今更戻るのも何やし、4kmほど歩かないといけないので今回はパスしてさらに北上することにする。その代わりに、宮古から少し北に行ったところにある北山崎に寄り道する。
 北山崎から再び国道に戻り、野田村で、国道を離れ、小袖海岸方面へ。この辺りは北限の海女さんがいるらしいが、残念ながら走りながらは確認できなかった。久慈で、三度国道に戻ったところのコンビニで、昼飯を取っていると、青森からツーリングに来ているエリミネータの兄ちゃんに話しかけられる。その人と話していて感じたのは、時間距離の感覚の違いである。自分の場合、だいたい1時間の走行距離というと、せいぜい30km程度だが、その人の感覚では50kmということだった。このあと、青森に入ってその言葉を実感することとなる。久慈では、この兄ちゃんと小1時間話をしてからさらに45号線を北上して八戸のはずれにある種差海岸キャンプ場へ。
 このキャンプ場は、受付の所に1500円と書いてあったのでどうしようかなと思ったけど、とりあえず受付のおばちゃんの所へ行くとバイクと自転車の人は500円でいいよと言うことなのでここで泊まることにした。ここは、傾斜地が中心だけど、天然芝の気持ちのいいサイト。ただ、バイクをサイトまで入れることが出来ないので、受付でネコ(一輪車ともいう)を借りてサイトまで荷物を運ぶ。
 この日は、学校の先生をしているとういうカタナ乗りと一緒になる。夜、この人と話をしていて、最近はやっているスティードとかSRの話になる。私がバイクに乗りだしたときはレプリカ全盛期だったこともあり、速いバイクがいいバイクという感覚があり、何でああいうバイクがはやるのかなぁと言う話から、最近の若いもんはみたいな会話になる。とうとう、こういうことを言ってしまうとは・・・。まだまだ若いはずなのに。

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