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この日は、途中でほとんど観光もせずひたすら千葉を目指す。まず、新庄から鳴子へと国道４７号線を走っているとき、腹の辺りでチクッと何かが刺したような気がしたが、最初は気のせいかなと思って走り続けると、今度は、はっきりとチクッと何かが刺してきた。あわててバイクを止めて上着を脱ぐと、服の中からハチのような虫が飛びだしてきた。どうもジャケットの隙間から飛び込んできたようだ。幸いにも、毒虫ではなかったようで、刺されたときの痛みだけで、あとはなにもなかったのが不幸中の幸いか。鳴子からは、仙台を抜け４号線、６号線を走り継ぎ、ひたすら南下する。
利根川を超え、千葉県に入る頃には、とっぷりと日が暮れてしまっていた。利根川を超えてすぐのコンビニで休憩したときに残っていたフィルムで遊んで撮影したのが下の写真。この辺りまで来ると、何回か走ったことがある道なので、もう一息という気の緩みと、疲れ、それから知った道という安心感から気が緩んで事故ったりしないようにもう一度気を引き締めなおして千葉を目指す。この日の走行距離は、約500km。疲れたー。帰ってからよく考えたら、最近は、クレジットカードでも高速料金は払えたんやなぁ。そのことにもう少し早く気づいていたら、たぶんいわきあたりで高速にのってたやろうなぁ。
あと一息
おしまい
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